面白がって ご機嫌に生きる

2022年の夏、サラリーマン生活を卒業しました。生きているうちは快適に、旅立つ時は軽やかにをモットーに暮らしています。

エッセイ

命を粗末にしつづければ

3月4日以降、まったく見かけなくなったひなあられ。 賞味期限が切れたわけでも、味が落ちたわけでもないのに、多分誰の目にも触れられず打ち捨てられるのが悲しい。 「連鎖の法則」 △×…モノを粗末にすると、モノから粗末にされる 〇…モノを粗末にすると、さ…

唐突に脱がれましても

さっと『徒然草』を復習しようと思い、図書館で漫画版を借りてみた。 わかりやすいのだが(こういってしまうと偏見かもしれないが)男性作者に多い、突拍子もないサービスカットが目立っていたように思う。 例えば、第191段。 「夜になると物は見映えがしな…

周囲の期待に応えすぎて寿命を縮めるべからず(ミツバチの教え)

酒で酔いつぶれたサルは、 もう二度と酒には 手を出さないだろう。 つまり、人間より よっぽど賢いのである。 ――チャールズ・ダーウィン 篠原かをりさんの「LIFE 人間が知らない生き方」を読む。 LIFE<ライフ> 人間が知らない生き方 作者:麻生羽呂,篠原かを…

モノの価値をあらためて思う

桃の節句から、朝活書写を始めた。最近、文字を書く機会が減り、度忘れが増えている。新聞コラムの書き写しも良いが、毎朝20分集中するのは結構疲弊が強い。最大100字の名文を、気軽に書写・継続しようと思うに至った。 twitter.com 最初、普通のボールペン…

努力は実を結ぶ"なんてウソである――「努力」の本当の意味は?

精神科医の斎藤学さんの記事(プレジデントオンライン)より。 president.jp 「とりあえず、“努力が足りないからダメ”って考えるのをやめようよ。がんばればなんとかなるって本当? もう気づいているだろうけど、世の中は努力だけじゃないだろう? そこを努…

アラフィフが、かぐや姫になった歳の瀬

昨年の暮れ、突然リビングの扉に不具合が生じた。全開すると鋸で木を切るようなゴリゴリした音を発する。閉めようとすれば、後5センチのところで止まってしまう。無理に押すと、むにゅっとした妙な感覚が残る。 まるで愚者には見えない裸のマシュマロマンが…

ずぼらの定義を考えてみる

ずぼら飯。ずぼら節約。ずぼら掃除。ずぼら家事。ずぼら主婦。 至るところで見るこの単語の意味は、下記のとおり。 ① おこなうべきことや守るべきことをしなかったりおろそかにして、だらしないこと。行動・態度にしまりがないこと。また、そのさま。放縦。…

鬼舞辻無惨という鬼について

『鬼滅の刃』のラスボス、鬼舞辻無惨。仲良く暮らす家族を惨殺し、自己中心的で短慮で冷酷で怯懦で、自分だけが生き永らえることに凄まじい執念を燃やし続ける鬼である。 しかし、無惨がもし殺戮者であるとするなら、と考える。 人類はどうなのだろう。仲良…

感情労働と自責の国ニッポン

新聞記事としては小さな扱いでも、記憶に残る出来事がある。平成18年4月、ある私鉄の駅員が切符無しで改札を通り抜けた男性客を呼び止めて事情を聴いた。暴言とともにつばを吐きかけた男性客に腹を立て、駅員は客の顔を殴ってしまう。 駅員を諭旨解雇とし…

責任の所在を考える

私が小学生高学年頃の話だ。家族で焼き肉を食べに行った。ロビーに籠に入ったオウムがいたのを、よその男の子(5~6歳くらい)が指を入れてからかおうとした。それをうるさがったオウムが男の子の指をつつき、彼は悲鳴を上げた。 その瞬間、父が放った言葉が…

コロナと内科医とそして私

10日ほど前、非常に体調が悪化した。胸の苦しさ、呼吸困難、めまい、ふらつき、咳、息切れ。高熱はないが、噂のアイツだといけないと思い、内科を受診することにした。 担当医師は女性。よく話を聞いてくれる素敵な先生だ。「喉のつまりや飲みにくさもあって…

優先順位を見過(みあやま)たない

随分前の話になる。役所勤めの知人からこんな話を聞いた。公金を入れていた通帳に利子が付いた。それを適切に処理しなければならない。数ページにわたる資料を作成し、数日かけて多くの職員に決裁を仰ぎ、処理したその利子は7円。 コピー用紙1枚にも満たな…

本職はドラマがお嫌い

昔は好きだった小説やドラマが苦手になった。それについて、別に悩むことはない。だが健康本には「好きだったものに興味がなくなる」「フィクションの筋が追えなくなる」のは認知症の兆候の一つと書かれている。確かに晩年の母に通じるところもあり、専門家…

完璧なものは壊れゆくから

12月19日の13:35に今年最後の満月を迎えた。19日の夜は、満月が見られますよ、コールドムーンが綺麗です、もっともパワーがある月の恩寵を受けてください、そんな記事をいくつか読んだ。 私には小さな疑問がある。13:35に月が満ちたなら、そこから円は欠けて…

プラハで閉じ込められた私。お国柄の違いを考える。

2015年12月。観光で東欧にいた。ウィーン、ルーマニア、チェコ・スロバキアを添乗員同行で1週間ほど巡る旅だ。 東欧の子どもたち。みんな可愛い。 正直にいって、6年も経過するとどこの都市で撮影したのか記憶が混然としているので、キャプションがつけられ…

妻に内緒で逢いませんか?

こんにちは。新米パパで30のオヤジです。一度、逢えませんか?次の土曜日の午後なら空いています。家の者には仕事と言って出てきますので、新宿御苑で待ち合わせませんか?よろしくお願いいたします。 スーツ姿のその男性は、スマホメールを送信した後、真新…

頭では理解できないことが起こりうる(不思議な話)

平成26年3月に、携帯を買い替えることにした。その際に母が「それは私がお金を出す。誕生日に何かしたいけれど、あなたは何も欲しがらないから」とプレゼントしてくれた。 それから約5年。携帯は故障した。着信音もバイブもまったく機能しなくなっていた。当…

人を嫌いになるのは疲れる。なるべく嫌いになりたくない。

『考えごとしたい旅 フィンランドとシナモンロール』(益田ミリ著)読了。 私も「あのひと嫌い」はあまり言わない。「ちょっと苦手なんだよね」くらいにとどめている。嫌いと自分の口から発した瞬間、その言葉に自分の思考が操られそうな予感をおぼえるから…

今日は人生の最初の一日

Today is the first day of the rest of your life 今日は、人生の最初の一日。 残り日数がどれだけあるかなんて 誰にもわからない。 でも新生児であれ老人であれ、 誰もが迎える今日は これから始まる人生の最初の一日。 最も若い日。 そう思うと、なんだか…

何よりも、ご機嫌な自分でいてほしい。

「はらぺこあおむし」のエリック・カールさん。 日本のこどもたちに、こんなメッセージを送ったという。 忘れないでほしいのは 楽しむこと 遊ぶ時間をつくること そして自分でいること! どれも生きるうえで欠かせないことだ。こどもに限らず、おとなにも。 …

思わず振り返った美女。美しさを考える。

15年程前のことだ。京都観光で花見小路をひとりで歩いていたとき、すっとすれ違った女性がいた。その瞬間、すさまじいほどに美しい女性の気配を感じたため、振り返って、遠ざかりゆく彼女の背中を見つめた。 無地のクリーム色の訪問着をまとい、うなじでゆる…