スローライフでご機嫌に暮らす。

50歳目前に早期退職をし、現在週3日勤務。減速生活の雑感を気の向くままに綴ります。神社仏閣、散歩、読書、美術館巡り等が好き。

世間様という宗教

日本人のほとんどは宗教アレルギーだ。にもかかわらず、ほとんどの人間は「世間様」という神様を崇め奉って暮らしている。その自覚もなく。

あるyoutubeコメントに書かれていた台詞を、私なりにアレンジしました。

確かに、大抵の人(特に高齢者)は世間様を崇め奉っていますね。自分のことは捨ておき、世間様を優先して心身をおかしくするケースも散見されます。特に、日本は同調圧力が強くて「周囲と同じことを感じ、同じようにできることが是」という風潮がありますから、あまり「世間様」教にのめり込むと、本当に骨の髄まで浸食されてしまいます。

ただ「世間様」というのも幻想であり、実体はありません。すべてのものに利と害があると私は思っていますが、世間様にも良い面はあるのです。

 

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例えば、海外旅行の最中は私は絶対バッグを身体から離しません。しかし、日本のファミレスで「ちょっとトイレ」と離席するときは、大抵そのまま椅子に置いていきます。すられたことがないのは、治安がいいから。「お天道様が見ている」「誰かが見ている」「世間様が見ている」と考える世間教の理性も、そこに働いているように感じます。

 

ただ犯罪でもなく、好きなことをやろうとしているだけなのに「世間様に顔向けできない」「まっとうな人生を送れ」と圧をかけてくる世間教団の人たちとは、ある程度距離を保った方が良いと考えています。

 

世間様の唱える普通の人生とは「その時代の多くの人間が進む道」のこと。子どもを産んで戦争に送り出すことが「普通」であれば、できない人間は非国民。男が働き、女が家にいることが正しいとされた時代もあれば、顔を見たこともない男性と一生添い遂げるのが正しいとされた時期もある。「良家の娘が労働なんて」と嫌悪された時代もある。

つまり、今「正しい」と推奨される生き方も、数年後、数十年後には「ありえない」と思われるのでしょう。流動的な世間様を信奉しても、やがて裏切られます。多分。

 

生きるにあたり「正しさ」を求めない、世間様は薄眼で見て流しておく、という形を私は取っています。他者を杖にしつづけたら、絶対に自分を支えられなくなりますので。

 

🌸   🌸   🌸

 

3月20日朝日新聞「悩みのるつぼ」に、世間様を超越している若者の話が掲載されていて、上野千鶴子さんも「こういう人好きだわぁ」と絶賛されていました。親御さんは悩んでいるけれど、私から見たら、理想の生き方です。

これも書きたいネタ(でも時間がかかりそうなので、いまだ後回しになっている)。

 

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