スローライフでご機嫌に暮らす。

思いつくまま、気の向くままに、よしなしごとを綴っています。

野球中継を決して見ない理由

 野球オンチである。セ・リーグパ・リーグの違いも良く分からない。多分、野球にまつわる一般常識テストはほぼ0点だろうと思われる。けれど、未だに野球中継に興味はない。というか、どんなにぼんやりしているときでも「次はスポーツです」とキャスターが紹介し、野球の画面に切り替わった瞬間、私は即チャンネルを切り替える。

そこまで避ける理由は、私の高校時代に遡る。

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当時、ハリウッド映画が大好きだった。しかし高校はバイト禁止で乏しいお小遣いでは映画館にも行けず、レンタルビデオもたいして借りられない状態にあった。しかし、私は制約があればその中で工夫するタイプの人間だ。懸賞で試写会を当てたり、新聞に入っている「今月の映画放映情報」を切り抜いて、せっせと録画予約していた。当時は、深夜に上質な映画を放映していたのである。

しかし、ほくほくしながら再生すると—―なぜか見たくもない野球中継が数十分も記録されていることが頻繁に出来した。そう、延長戦で放映時間が後ろにずれるのである。当然、楽しみにしていた映画も尻切れになる。口惜しいので途中まででもいいから、と再生すると「わかりましたよ、犯人の正体は(ぶちっ)」と本当に、本当にいいところで切れてしまうのだ。

こんなことが何度もあった。では録画時間を延ばそうと試みたが、今度はテープが足りなくてやはり途中で映像が切れる。何作もとりだめすると、そうなってしまうのだ。

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わかっている。野球そのものに何の非もないことは、よくわかっている。しかし悪意がなくても邪魔をし続ける存在に、人は次第に疎ましさを覚えるものだ。

映画で例えよう。一仕事終えた探偵が美女と良いムードに…その時「先生!事件です!」と空気を読まずに入ってくる少年。彼はそういう行動を繰り返す達人でしかも無邪気ときている。悪気はなくとも、探偵はその少年をみると反射的にうんざりしてしまう。

私にとって野球は「空気を読まない無邪気な少年」のようなものなのだ。

 

野球アレルギーが強すぎて、野球漫画も読めないし、野球ネタの小説も読めない。以前『博士の愛した数式』の感想を語っていたとき「数式と野球の箇所は読み飛ばしました」といったら上司から「それじゃ読んでいるうちに入らないよ」と笑われた。

「タッチ」も主題歌は歌えるし、ネタもわかるのだが、漫画は読んだことがない…。

資金が少ない多感な時代の継続的な邪魔。私の野球アレルギーは一生続くだろう。

 

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