己巳(つちのとみ)の日に、弁財天や蛇を祀る神社に参拝すると、金運がアップするといわれますね。
今回は、品川区にある蛇窪神社(天祖神社)に行きました。
東京の白蛇様と名高いこの神社、巳の日は銀文字で、60日に一度巡ってくる己巳の日には金文字の御朱印がいただけるそうです。限定御朱印を求め長蛇の列ができる前、混まない早朝に出かけました(私は御朱印を集めないので)。
アクセス
東京都品川区二葉四丁目四番十二号
電話/FAX 03-3782-1711(9:00~17:00迄)
都営浅草線「中延」駅徒歩5分
東急大井町線「中延」駅徒歩6分
JR横須賀線「西大井」駅徒歩8分
ご由緒
境内
鳥居
警備の方が3名。御朱印目的の方が長蛇の列を為すので、交通整理をされるのですね。早朝からありがとうございます――という気持ちになります。
最近流行の黄金の鳥居ですね。戸隠神社(中社)も、田無神社の恵比寿&大黒天社もこの色です。まだ参拝客は集まっていません。
狛犬
こちらは毬に噛みついて遊んでいますね。姿態が愛くるしい。
こちらは前足と背中のところに一頭ずつ、子どもが甘えています。
親子犬たちに、心和みますね。牛天神の乳を飲ませる狛犬も可愛いけど、こちらも負けず劣らず、穏やかな温かい気分になれます。
社殿
つちのとみの縁日にお参りできたことに感謝。
白蛇縁起
鎌倉時代、天祖神社の社殿の左横(現在の消防団詰所付近)に清水が湧き出る洗い場があり、そこに白蛇が住んでいました。時移り、いつのまにか洗い場がなくなり、やむなく白蛇は現在の戸越公園の池に移り住むようになりました。
あるとき、土地の旧家森谷友吉氏の夢枕に白蛇が現れ「一日も早くもとの住みかに帰してほしい」と懇願しました。
森谷氏はこの話を宮司に伝えて、白蛇をもとに戻すよう願い出ました。宮司は辨財天社【琵琶を奏でる姿から音楽や芸能の才能を伸ばし、弁知(知恵)の神、安芸の宮島厳島神社の御分霊である辨財天を祀る】を建立することに決め、現在の駐車場に池を掘り、池の中央に小島を設け、その中の石窟に石祠を造って白蛇を祠ることにしました。古老の話によれば白蛇を迎える日の夜、いよいよお迎えの祝詞を奉上しようとしたとき、それまでの輝くばかりの星空が一天にわかにかき曇り、雷鳴とともに大風が立ち起こり、そのさまは身のすくむ思いだったということです。(公式より)
令和3年4月1日にご鎮座700年を記念し、石窟・社殿・辨天池・白龍の瀧が立て替えられ、銭洗いが新たに設置されました。新しくなってから初めての参拝です。
撫で白蛇
夫婦の白蛇を撫でると、金運がつくそうです。手前に消毒スプレーもありますよ。
ここのヘビは皆可愛い顔をしています。
蛇窪龍神社
7匹の白蛇や全長8メートルの白龍は昭和50年に真鍋勝氏の手作りにより、奉納されたものとのこと。鳶職で若くして神社番となり、身罷るまで60年近くこの神社につくしてこられた方です。他の神社にはない、味わいがありますね。
白蛇辨財天
鳥居の下が夢巳橋。直進すると白蛇辨財天です。
白龍瀧・龍神の玉
白蛇弁財天
昇り蛇・降り蛇がいますね。
銭回し・銭洗い所
ここで小銭を浄めました。
お稲荷様
まとめ
先月完成したばかりの白蛇神社がとても綺麗です。一攫千金の金運というよりも、細く長くお金が入り 、日々の生活に困らなくなるのが蛇系神社の特徴かと思います。
限定御朱印は午前9時から受付。私が参拝したのは午前7時頃でしたが、(コロナ禍であっても)すでに御朱印の列に1~2名並び始めていましたから、人気のほどがうかがえます。
己巳参拝は、かなりご利益あります。今回は参拝後に株価が上昇して、ちょこっとお金が増えたのが嬉しかったですね。