スローライフでご機嫌に暮らす。

思いつくまま、気の向くままに、よしなしごとを綴っています。

オリンピックの人選について思うこと。

十年くらい前のことを思い出した(身バレしない程度にぼかして書く)。

広告事業を行っていた当時、著名人を起用するべく外部委託を行った。委託会社が候補に挙げてきた人の来歴を調べたところ、過去にセクハラで数回訴えられていることがわかり、上司に報告の上、採用は見送ることになった。

上司から「よく気づいてくれた。知らずに採用していたら大変だった」とねぎらってもらったが、その後に「委託会社も質が悪い。あまり調べないでこんな人を推薦するなんて」「本来、こちらの負担を減らすための委託なのに、まったく機能していない」と嘆息していたのを思い出した。

――優れた人選は期待できない契約金額。チェックをかけるのは当然と考えていた私は、少しびっくりした。

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多分、組織委員会もそんな感覚なのだろう。

下請けに委託したのだから、委託先が責任をもつのが当然。オリンピックなのだから、喜んでボランティア(無償)をするのが当然。全世界が注目する行事なのだから、どんなに廉価でも一流アーティストが手を挙げてくるはずだ。「コンパクト」をコンセプトにしているのだから、予算が足りなくてもやってくれるよね?――そんなふうに、相手の善性に勝手に期待し、きちんとした対策も取らず、適性な対価を払わなければ、人は集まらないし、集まっても離脱していく。

現在の状況を見ずに、旧時代の精神論だけで事業を進めれば、凋落の一途を辿る。

実績があるから、NHKや官公庁での起用があるから大丈夫、という時代ではない。

信頼を失うリスクや、火消し作業の作業負担を考えれば、初動できっちり固めておいたほうがいい。今のオリンピックのゴタゴタを見ていると、天災でも呪いでもなく、初期対応を誤らなければ、殆どが人力で回避できたように思える。

忙しすぎてチェック機能が働いていないのは想像がつくが(問題山積で人も不足)、そういうときに災禍は起きるものだ。

 

やはり、何事も初動が大事。 そして誤りがあれば、直ちに正す決断も重要だ。

小さな綻びのうちにかがっておけば、大きな穴にならない。

 

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