スローライフでご機嫌に暮らす。

思いつくまま、気の向くままに、よしなしごとを綴っています。

知らないよ あの人の家庭の事情とか

『ハコヅメ』が面白くて、何回も読み返しています。ストーリー、キャラクター、伏線に加え、共感できる箇所があちこちに散りばめられているんですね。

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大事な仕事を放りだして定時帰りを励行する市川さんに対し、黒田カナが邪悪な笑みを浮かべるシーン。

 

これを読んで、あるエピソードを思い出しました。

何年か前に、会社で重役クラスを招いたパーティでのこと。

場を仕切り、重役を見送る役目の庶務課長がスマホを取り出し、「嫁が『風呂場の清掃とキッチンの片づけをしろ、先に寝る』とメッセージを送ってきたので帰ります」と言って、重役の挨拶も聞かず、パーティ開始から30分で帰ってしまったことを。

残された一同、みな黒田カナのような表情を浮かべていましたっけね。

まあ、いつものことでしたが。

口実を使うにしろ「子どもが熱を出して」「嫁が体調不良で」「介護中の親が暴れて」など、もう少し緊急性の高いものを述べればいいのに。

完全に舐めていますね。

それで自分の仕事を誰かがやってくれるだろうと、敢えて恐妻家に振り回されているスタイルを演じているわけです。

 

この課長、本当に逃げてばかりだったなあ。

時間外に緊急事態が発生したので、メールで指示を仰ぐも何の返事もなし。時間が経過するほどまずい案件。仕方ないので(課長をすっとばし)部長にメール相談して処理し「解決しました」と報告したところ、ようやく「ありがとうございました」の返信。

 

嫁の具合が悪いので、保育園のお迎えをしなきゃといいつつ、定時帰りや休暇取得に励む(その分の仕事は他の社員がかぶる)。

何故かあらかじめ決まっていた会議を放棄し「家族旅行の予定を入れちゃったあ」と休んでしまう(保育園にお迎えに行けない奥さんは、旅行はできるんだ…)。

それを容認する部長も会社もどうかと思っていたし、多分組織力もダウンしていくだろうなあと思っていたら、その読みは当たりました。(ちなみに、この上司はまだマシな部類です…)。

 

セミリタイアやダウンシフトに対して賛否両論がありますが、それよりもちゃんとした役職にありながら「給料泥棒的な勤め方」のほうが問題です。結局、その負担を周囲がかぶるわけだから。そして本人はそれが当然と思い、のうのうと暮らすわけだから。

 

『ハコヅメ』の恐妻家たる市川さんは、この後必死に仕事をして便宜を図ってくれますが、現実はもっとしょっぱいものです。

 

 

私は天気・交通・旅行・金の運はそこそこいいのですが、とにもかくにも悲惨なほどに上司運が悪かった!!周囲に「あなたの会社には変な人しかいない」「ちょっと珍しいよ」と気の毒がられるほどでした。(もちろん素晴らしい方もいましたよ、数は少ないけれど)

 

本来、働くことは好きです。勤労意欲はありましたが、「今後は上司・部下関係のない働き方をしよう」「この組織からは悪縁しか感じない」「60歳まで勤めてもまず改善することはないだろう」と数年前から考えていたんですよね。それが退職理由のひとつでもあります。あの場にいたら、自分自身がどんどん腐食するだけだと思ったから。

今は上司がいない働き方をしているので、ある意味理想的です。

 

自分の弱点が強化される環境に身を置けば、運は悪くなる一方です。

強みを生かす。強みが思いつかないのなら、弱みを手放す努力をする。

それだけでも運気は向上し、だいぶ生きやすくなるのです。

 

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