スローライフでご機嫌に暮らす。

思いつくまま、気の向くままに、よしなしごとを綴っています。

おひとりさまの嫉妬(やや長文)

他人のために感情を発揮できる人間はね、

何かあったとき他人のせいにする人間だ。

西尾維新クビキリサイクル』より

怒りの権化:同僚Mさん

当時、同じラインで働いていた同僚は私と「同性・同年齢・同役職・おひとりさま」ということもあり、多分向こうが勝手にシンパシーを感じていたのだろう、よく愚痴のサンドバックにされていた。仮にMさんとしておこう。Mさんは、対外的には人当たりのよい風を装っていたが、かなり闇の深い性格をしていた。

すべての物事を、悪いほうへ悪いほうへと取るのである。

 

若い男性が残業していたので私が「頑張っているね」と声をかけたら「これも学びですし」と笑って返答された。Mさんは、彼がいなくなった後「若いうちからそんな上辺ばっかりの発言でどーするよ。本音を言わなきゃいい関係は作れない」と吐き捨てた。

(こういう人に限って、本当のことを言われると激高するのだが)

 

昔の同僚を見かけたので「そこまで一緒に行ってもいい?」と聞いたら断られた、といって不機嫌になる。(向こうにも都合があるんじゃないか、と私は思う)

 

昼休みに食事に出かけても「今の人、くしゃみした!汚い!」と文句を言い、「ドアを手で押さえなかった!気が利かない!」と毒づき――とにかく目に触れるものすべてに怒りを覚えるらしく、私にとってはひどく疲れる人だった。

 

それでも、当時は「同僚だし、コミュニケーションを取らないとな」と、結構気を遣っていた。つまり私は、自分の機嫌を取らず、彼女の機嫌を伺っていたわけだ。今なら、絶対そんな選択はしないが。

 

出産する社員に向ける憎悪

平成26年1月某日。非常に印象深い出来事だったので、今でも明瞭に思い出せる。

他のラインで、若い社員の産休が相次いだ。そのため、会議の日に人が足りず、応援を頼まれることになったのだが――その打合せの後のこと。

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Mさんと二人になった後「あのラインも大変だね」とつぶやいたところ「無責任だよね」という不可解な答えが返ってきた。え?と聞き返すと、更に驚愕の言葉が続いた。

「周囲に迷惑をかけるんだから、子どもなんて産まないでほしいよね!」

さすがにびっくりして「それは社員の責任じゃないでしょ。組織が若い女性ばかり集めないように配置管理をするのが」まで話したところで、ぴしゃりと切られた。

「だって異動の時は、まだ妊娠してなかったのよ?忙しい部署だってわかっていたんだから、産まないっていうのが筋じゃないの?」

――ああ、この人とは言葉が通じないな。闇が深すぎると思って、対話はあきらめた。

すべて「おひとりさまコンプレックス」によるものなんだろう。日ごろ、それを匂わせる発言も多々あった。そこで自己憐憫、自己卑下、恨み、嫉みが増殖し、しかし周囲に悟られないように、私にだけ怒りをぶつけてくるのだろう。

正直、落ち込もうが羨もうが、心に闇をため込もうが、それは本人の自由だ。私はそこに容喙しようとは思わない。しかし、私を巻き込むのはやめてほしい。私を同類とみなして、共感を煽ろうとするのは、断固拒絶する。

 

対外的には善良な女性を演じる

この日から、Mさんと距離を置くようになり、ランチも避けるようにした。たまに「いろんな人と付き合って、自分の世界を広げたほうがいい」というキレイごとを聞くが、こちらの魂が汚れていくような相手なら、すっぱり断捨離したほうがいいと思う。それで人づきあいが薄くなったとしても、私は自分が機嫌よく、気分良く過ごせるほうを選ぶ。

Mさんは私以外の相手には、非常に外面が良かったので、件(くだん)の女性が産休に入る際「ご迷惑をおかけします」と挨拶に来た時も「ええ~っ、そんなことないよぉ。いいからいいから、仕事のことは忘れて、ゆっくり体調をととのえてねっ」と常識的な励ましをしていた。

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👆私の心象風景は、こんな感じ。

ドラマではありがちな光景だが、リアルで遭遇するとかなり唖然・愕然とするものだ。

 

最初の直観を信じたほうが良い

「責任をもって仕事をするなら、子どもなんて産むな」発言の一件から、私はMさんと距離を置くようになり、ランチも避けるようにしていた。しかし、私に転属の話が出た春の日に「最後にお昼を誘おうか」と思い立った。

久しぶりのランチ。Mさんもその日は穏やかだった。仕事も落ち着いてきたし、陽気も良い。私も気が緩んでいたのだろう、他の社員なら無難なあの話題を、迂闊にも振ってしまった。

 

「〇〇さんも、まもなく産休だったっけ?2人目だよね」

「でも復帰したばかりで、また産むかね?」

 

ああ…この話題は相も変わらず、地雷だったのだ。

人はそう変われない。やはり最初の直観が正しかったのだ。この人とは一緒に過ごさないほうが良いという、その感覚を大事にすべきだった。「今後のこともあるから、関係を改善しよう」など余計なことを考えなければよかったと、後でしみじみ反省したものだ。

 

その後、Mさんとは一度もランチにいくことはなかった。

 

自分の機嫌は自分で取る

レールの上を走れる電車は、走らない電車よりもいい電車(中略)

でもあたしはそういう人間嫌い、大嫌い。

だってそういう人間は、人のせいばかりにして、自分で責任を取らないからさ。

冒頭『クビキリサイクル』より。

 

Mさんは一生懸命、人と同じレールを走ろうとしていた。自分が欲しいものを得られない憎悪を、いつも増殖させていた。常に心の中で八つ当たりを繰り返し、自分の人生を楽しむ努力もしなければ、責任を取ろうともしていなかったように思う。

どんな生き方をしようと、そこに楽しみや苦しみを見出すのは自分次第なのだ。比較地獄に自らはまる感覚に私はついていけないが、…それも彼女の学びなんだろう。

 

ただ、自分の汚物を他者に投げつけ、己が泥濘に引きずり込もうとする生き方だけは、やめてもらいたい。

 

わが身を振り返り、自分のためにも周囲のためにも、常に機嫌よく過ごしていこうと決め、現在に至っている。

 

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