スローライフでご機嫌に暮らす。

思いつくまま、気の向くままに、よしなしごとを綴っています。

早期退職前に勧められた映画「プーと大人になった僕」

早期退職の回想

3年前に30年近く働いていた会社を自主退職した。

私の前任が仕事を他者に振る人で「後任が来たらすべて戻そう」と周囲から恨みを買っていたらしい。私はとんだとばっちりを受けたというわけだ。

チーム全体が多忙で、ろくに休みも取れない状態で、前年に命を絶った人もいた。それほどの過酷な職場だったのに、一向に状況は改善しなかった。

櫛の歯が欠けるように、社員が退職していくのも無理からぬ話だった。

最初は「ここで私が辞めると、みんなに迷惑がかかる」と頑張っていたのだが、徐々に体調が悪化し、婦人科手術の宣告を受けたときに、張りつめていた何かが切れてしまった。身体のサインを見逃さず、ここを脱出すべきだと思った。

その職場というよりも、会社組織全体に倦んでいたのだと思う。

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私が辞めるという話をした時に、同僚のRさん(30代男性)が勧めてくれたのが「プーと大人になった僕」。

 

――櫻木さん、退職について周りに悪いと思わないほうがいいですよ。もっと、自分を大事にしたほうがいい。むしろこの状況はチャンスなんです。上司がこの状況を上手に使えばいい。社員の増要求や改善策を取る好機なんだから。でも、あの人何もできないだろうなあ。

 

そんな風につぶやいた後「応援しています!」と励ましてくれた。

(『ハコヅメ』の聴取の天才、源誠二を見ると私はRさんを思い出す。本当に聞き上手で、老若男女の心をつかむ天才だった)

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左のアフロが源誠二。でも私の一押しは山田君(右)。

 

プーの名言

話を戻そう。

プーと大人になった僕』は、大人になって、日々仕事に忙殺され、家族との時間すら取れないクリストファー・ロビンと、プーの邂逅の物語。

何もしないことは、最高の何かを生み出すんだ。

「生産性」「役に立つ行為」がやたらと尊重されるが、幸運やアイディアは実は余白に訪れるものだと思う。アルキメデスの定理も、風呂で心ほどけた瞬間に生まれたもの。ニュートンのリンゴもそうだ。詰め込め詰め込め、暇を作るな、遊ぶなと矯正を強制され自由を去勢されるのは嫌なものだ。

 

行ったことのないところへ進まなきゃ。

自分を変えたいなら、環境や付き合う人を変えるのが手っ取り早い。

 

何処かへ行きたいと決めれば、何処かのほうがやってきてくれるよ。

これは本当にそうだ。こうなりたい。こうしたい。という意思を明確にしておくと、その通りになることが多い。

 

何処かに行こうと思ったら、僕はその場を離れるよ。

当たり前のことなのだが、できない人が多い(自分含む)。どこかに行きたい、でも〇〇があるから無理…と自ら檻を作って閉じこもってしまう。何かをつかみたいと思ったら、つかめる場所に移動する。今いる場所に飽いたなら、別の場所を探す。

世界はここだけじゃない。

 

風船はもっているだけで幸せになれるよ。

他の人が「それ何の役に立つの?」と冷ややかな視線を向けるようなものであっても、自分を幸せにするものは大事にする。逆に「それは絶対手放すな」と周りが勧めるものであっても、自分が嫌悪を感じるものなら手放したほうがいい。

大事なものは、自分の価値判断で決める。

 

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Rさんが口先だけでなく本当にエールを送るために、この映画を勧めてくれたのがわかった。本当に、Rさんにはお世話になってばかりで、感謝しかない。

ひとつ心残りなのが、体調不良で入院し、そのまま退職した私は、Rさんに映画の感想やお礼を伝えることができなかった、ということだ。

 

だから、やりたいことはすぐやることにしている。お礼も謝罪も先延ばしにしない。

 

今日が一番好き。

過去のどの日よりも、今日をいい日にしよう。今日しか生きられないから。

プーの言葉を思いつつ、日々を過ごしている。

 

 

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