12月22日の冬至が近くなってきました。夜明けが遅く、夜の帳の下りるのが早くなっています。昔は、日が短くなるにつれ寂しい気分になりましたが、最近はワクワクしながら、冬至を待ちわびています。
冬至から節分にかけ、早稲田の穴八幡宮にて「一陽来復守」が領布されます。公式Webのないお宮ですが「お守りをもらってから金運がアップした」という口コミが膨大。
毎年大勢の人が訪れます。
2020年:冬至の境内
お守り授与のために並ぶ参拝者。蛇腹に並んでいます。
平日なのに、コロナ禍なのに、すごい人気。
拝殿参拝の列。
2020年に初参拝したのですが、神前に立った瞬間、全身の血が沸き立つように熱くなったのを覚えています。ここの神様はかなりパワーがあります。
ご利益があるから訪れるのか、皆が来るからご利益が増すのか――ニワトリとタマゴ論ですが、私は後者の説を取っています。地位、名声、名誉、財産、学歴、容姿。大多数の人に「価値がある」と認識されたから、価値を持ち、パワーアップしていくのです。
皇室に価値があるのも、国民がそう信じているから。
スターやアイドルがその地位にいられるのは、ファンがあってこそ。
よく昔話で「我を祀れば金持ちにしてやる」と持ち掛ける神様の話が出てきますが、さもありなんと感じます。人から認めてもらえないと、神様は本来の力を発揮できないんですよね。
つまり、(口コミだけで)毎年これほど多くの人が集まってくる穴八幡宮は、ものすごいパワーをもっているということになります。
根が張っているご神木。「値が張る=金運上昇」とみなしている方も多いとか。
ただし、ここのお守りは、祀るまでの手順がかなりメンドクサイです。
詳細はこちらの記事を👇
かいつまんで列挙すると
- お守りをいただけるのは冬至から節分まで
- 祀れるのは「冬至」「大晦日」「節分」のそれぞれ午前0時の3回のみ
- 剥がれたら効力を失う(その場合はもう一度もらいにいく)
- 正しい方角に貼らなければいけない(2022年は南南東に貼る)
つまり、冬至にいただかないと貼るチャンスは大晦日か節分の2回のみになってしまうわけです。個人的には、冬至の夜に貼るのが一番良いと思います。一年で最も日照時間が短い、つまり「明るさへの伸びしろが最大級にある日」だからです。
新月の願いと一緒ですね。一番暗い時期に開始するのが有効です。
2020年の冬至にいただいたもの。壁に貼るお守りは筒のように丸い形状をしているので、納札・領布の際は茶缶に入れて運ぶつもりです。
(他の参拝者で、クッキー缶持参で来ている方がいましたね)
しかし…2022年の吉方位である南南東、家で祀れる場所がないんですよね。壁紙には貼れないし、収納扉にも張れないし…どう考えても換気扇の横にしか設置できない。
絶対落ちないように、1回で貼り付けてやる!と決意しています。
多分、この手順の煩雑さも人気の理由の一つだと思います。
『星の王子様』で「多くの時間と手間暇をかけた分、僕だけの特別な薔薇になったんだ」のようなセリフがありました。
手に入れるのも設置するのも、なかなかハードルが高いこの一陽来復守、無事に祀れた時には「自分だけの特別なもの」として、愛おしさが増してきます。