1月21日は初大師。川崎大師にお参りに伺いました。
川崎大師にまつわる、私の伯母の不思議な話をご紹介いたしましょう。
時は1960年代。伯母は当時現金支給だった給料を封筒のまま財布に入れ、あろうことか電車内でそれを紛失してしまったのです。涙を浮かべて口惜しがった伯母に、祖母が「最近嫌なことが続いているようだし、お参りに行ってみたら。初詣にも行っていないでしょ」と勧めたため、藁にも縋る思いで、川崎大師に参拝しました。
その数日後。
電車に乗っていた時「そういえば財布を紛失したときも、こういうボックス車両だったなあ」と思い出したそうです。ふと、座席の背もたれと腰掛が垂直に接する箇所に目をやると、見覚えのあるピンク色のものが覗いていました。何気なく引っ張ってみると、それは小さな根付で、その先には財布もしっかりつながっており、驚きつつ中をあらためたところ1円も抜かれることなくすべてそのままだったそうです。
たまたま乗った車両と座席が一致し、そして財布が手つかずのまま、椅子の背もたれの下に隠れていて、きちんと持ち主に発見された。ほぼ奇跡といってよい出来事です。
伯母は初詣にすら行かない人なのですが、この件には仰天したらしく、いろいろな人に語ってみるも大抵「嘘だあ」と嗤われたそうで、「私だって信じられないけど本当だよ!本当なんだから」と力説していたそうです。
私はもちろん信じます。高幡不動尊でも似たような体験を随分していますから。
でもそういう体験がない人には信じがたいでしょうし、無理に共感してもらう必要もないので、ブログだけの話にとどめます。リアル知己には話しません。
数日前、伯母の話を思い出したので、今日は川崎大師参り。
呼ばれているらしく、電車の乗り継ぎもスムーズで、何度乗り換えても必ず座ることができました。
両親の御霊安寧と、私と弟の健康や開運厄除のお礼をお伝えします。
堂内では護摩焚き修行中。
おみくじを引いたら大吉でした!やっぱり今日は呼ばれていた感じ。
水かけ弘法大師さんは、柄杓が撤去されていました。あと手水舎も使用禁止になっていましたね。
弘法大師のご縁日なので、屋台がたくさん並んでいます。奥は不動堂。
もちろんしっかり参拝します。私の守護仏なので。
やはり活気がある場所は楽しいですね。
お守り領布所でめずらしいものを発見。
べっぴん守(500円)をいただきました。
「美」の中に川崎大師と刺繍されている可愛いお守りです。
体重増加とかたるみとか薄毛とか筋肉量減少とか…悩み多き更年期世代にはとても魅力的。もちろん内面の美しさも必要ですが。
他の真言宗寺社(高幡不動、深川不動、成田山等)では見ないタイプなので、迷わずGET。
参道も賑わっています。
干支の小さな置物が欲しかったので、柏屋さんで購入。
虎の鈴。金色でまるっこくて、きりっとして可愛くてすべて私好み。400円です。
川崎大師駅の近くで懐かしいものを発見。
サトコちゃんムーバー。1回50円で乗れるらしいです。昭和の香り…。
この後、ナンバー4444の車を見かけて、なんとなくウキウキしながら帰途についたのでした。