面白がって ご機嫌に生きる

快適なモノや場所を選び、いつも機嫌よく過ごしていたら、運と勘が強くなりました。どこまで楽しんで暮らせるか、日々実践中です。

感情労働と自責の国ニッポン

新聞記事としては小さな扱いでも、記憶に残る出来事がある。平成18年4月、ある私鉄の駅員が切符無しで改札を通り抜けた男性客を呼び止めて事情を聴いた。暴言とともにつばを吐きかけた男性客に腹を立て、駅員は客の顔を殴ってしまう。

駅員を諭旨解雇とした会社の処分は間違っていない。ただ利用者からは「悪いのは客の方」といった抗議の声が100件余り届いた。その後も大手私鉄やJRの電車内、駅構内で乗客による迷惑行為は深刻化するばかりである。

産経新聞(2022.1.26コラムより抜粋)

 

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正しいことをしよう、という掛け声を頻繁に聞く。傷ついても自分が正しいと思う道を行きなさい、という応援歌もしばしば耳にする。

しかしこのコラムを読むと、どうやら「どんな暴行を受けても歯を食いしばって耐えるのが労働者の本分であり、お客様は神様だから逆襲したら首が飛ぶ」のが正解であるらしい。従順な奴僕しか生き残れないらしい。

 

韓国ドラマを見ると、やたら「私の責任です。殺してください」と自責する場面が多い。これは日本の創作物も同様で、少年漫画でも誰かが負傷すると「俺がついていながら…」と大抵キャラクターが苦悩する。ドラマでも人を責めず、ひたすら「悪いのは自分です」とうなだれる人物が器が大きい、と表現される。

 

日本と韓国は自殺率が高いと思うが、この「相手が悪くても責め立てられる社会」「幼いころからひたすら自責を植え付けられる精神性」にもあるのではないか、と感じている。

悪くなくても謝りなさい、誤解される言い回しが自分にあったわけで、なんでもいいから謝罪しなさい。それが正しさなんだよ、と教え込まれるのが通例だ。

 

自殺率が低いといわれるエジプトは、とにかく自分を責めないお国柄だ。仮に目覚ましをかけ忘れて寝坊しても、「インシャラー(神の思し召し)」と言い切る。真面目な日本人からすると、もう少し反省してもと思わないでもないが、自分を縛る鎖がないぶん、精神は楽なのかもしれない。

 

日本はおもてなしを受ける側は天国だが、提供する側は本当に地獄だと思う。

 

”心殺して隷属の 道を生きよと国は急(せ)く”

「人を殺して死ねよとて 廿四までを育てしや」をもじっているうちに、原形がわからなくなってしまった…。音数しか合っていない。話がぽんぽん飛んで全然まとまっていないが、今日はこの辺で。

 

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