面白がって ご機嫌に生きる

快適なモノや場所を選び、いつも機嫌よく過ごしていたら、運と勘が強くなりました。どこまで楽しんで暮らせるか、日々実践中です。

唐突に脱がれましても

さっと『徒然草』を復習しようと思い、図書館で漫画版を借りてみた。

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わかりやすいのだが(こういってしまうと偏見かもしれないが)男性作者に多い、突拍子もないサービスカットが目立っていたように思う。

例えば、第191段。

「夜になると物は見映えがしなくなるものだ」と言う人は、なんとも感心しない。さまざまな物の美しさや飾り物、きらびやかな行事も、夜のほうが素晴らしいものなのだ。
 (中略)

  特段これといったことのない夜に、夜が更けてから参内する人が、さっぱりした服装でいるのは非常に良いものだ。
  若者同士お互いに容姿をチェックし合ったりする人は、時間など関係なしにチェックを入れるものなのだから、特に気を許しがちな場面こそ、平時だろうが特別な行事がある日だろうが関係なく身だしなみをきちんとしておきたいものだ。

 立派な男が日が暮れてから髪をセットしたり、女がまた夜が更ける頃に中座し、鏡を手に取って化粧直しをして戻って来ることは、情緒を感じる良い行いなのである。

 

 

夜闇の時間であれ、身だしなみに気を抜かないところに情趣をおぼえる…という意味だと思うが…

あれ?ナニコレ?と思った場面がこちら。

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なんで化粧を直すだけで小袿を脱いでいるんだろう?そっと退座してすぐに戻れるレベルの「整え方」ではないと思うが。

原典では「女も、夜更くる程に、すべりつゝ、鏡取りて、顔などつくろひて出づるこそ、をかしけれ」とあるので、せいぜい顔と髪くらいしか取り繕っていないと思う。いや寝所や湯浴みの場面であれば、裸身が出てもおかしくないのだが――あまりに違和感があり過ぎて「本当はどういう話だったっけ?」と原典まで確認してしまった。

そういう意味では学習効果が高まる書籍といえるかもしれないが…。

 

 

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