面白がって ご機嫌に生きる

快適なモノや場所を選び、いつも機嫌よく過ごしていたら、運と勘が強くなりました。どこまで楽しんで暮らせるか、日々実践中です。

自分の道を行く人は美しい。若くして退職という誤解

勤め先にいた、佐久間さん(仮名)について語ろうと思う。過去形なのは、先月に退職されたからだ。背筋が伸び、凛とした佇まいの優しい女性で、仕事も丁寧。とてもお世話になった。

佐久間さんが自主退職をするというので、びっくりした。年齢はわからないが、おそらく40代後半。まだまだやりたいこともあるんだろう…と思い、最後のご挨拶の時には笑顔で見送った。

自主退職者の常として、常に平静を装っているように見えたが、その実明らかに肩の荷が下りて安堵しているようだった。遠足が当日よりも前日のほうが胸が高鳴るように、多分退職も――あともう少しで何かが変わる、始まる、という瞬間も――直前は結構ワクワクするものだ。

4月。

職場の女性管理職とお喋りしていたときに、佐久間さんの話になった。

私「佐久間さん、急に辞めちゃって寂しいですね」

管理職「そうねえ…あと一年だったのにね」

私「え?」

管理職「佐久間さん、来年定年だったのよ。もうすぐ還暦よ」

私「えっ?えっ!ええええええー---!!!!」

管理職「ねえ、若く見えるよね」

 

いや、絶対に私より年下だと思っていた。他人様の個人情報を積極的に集めないので、こうして後でびっくりすることが多い。

「あの人と同期は〇〇さんでしょ、△△さんでしょ。今年度末に退職よ」

うん、その方々はすごくわかるけど…佐久間さんはどう見ても還暦近くに見えない。他の同僚に聞いたら「あの人は40代に見えるよねー」と言っていたので、私の視力や脳がおかしいわけではないようだ。

 

あと一年か…。その「一年」が結構貴重なのだ。「もう仕事はせずに家にいる」と笑っていたが、ご家族との時間を大事にしたいらしい。最近は、そういう道を選択する人も珍しくなくなった。

 

私は早期退職推奨派でもなければ、定年まで勤めることこそ正解とも思っていない。

ずっと一本道を走っても、途中で方向転換しても、どちらでもよいと思う。

「他者に干渉せず、自分でこれと決めた道を進む」

そういう人は老若男女関係なく格好いいし、美しい。

 

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たまに「自分はセミリタイアしたけど、若い人が組織を離れるのは賛成できない」という発言も目にするが、多分令和フタケタあたりになれば、そういう意見は過去のものになると思う。

今は、価値観の変容が早い「風の時代」。