面白がって ご機嫌に生きる

快適なモノや場所を選び、いつも機嫌よく過ごしていたら、運と勘が強くなりました。どこまで楽しんで暮らせるか、日々実践中です。

ぶらり石清水八幡宮、珍道中(後編)

昨日の続きです。

larisa.hateblo.jp

 

男山展望台で撮影した虹。

その後やってきた男性(60代後半くらい)に「虹が見えますよ」と声をかけてみました。しかし、その男性はこの近くにお住まいの方。毎日、石清水八幡宮に散歩に来ているため「虹は珍しくないよ、頻繁にみられるから」とのこと。

石清水八幡宮はいいところですね…と虹を眺めつつ会話を続けたところ「もっと素晴らしい風景があるんだよ!」と男性がスマホをいじって、紅葉の写真を見せてくれました。

(ちょっとハンフリー・ボガードに似ていたので、ボギーさんとしましょう)

「あとね、もっときれいな写真もたくさんあって」と石清水の写真を探し始め、一生懸命に郷土愛を披露してくださるのはありがたいのですが――写真よりも目の前の虹を眺めていたかったのが本音です。「これ見て!」と言われるたびに、虹から目を離さなければいけないので。

でも、私が「虹が出ているのを他人様にも伝えたい」というのと心理は一緒。

素敵なものを見せたいという親切心なんだろうな…と考えたら、憎めない感じです。

ボギーさんが「ケーブルで来たの?それじゃ八幡宮のいいところを殆ど見ていないよ。せっかくだから、案内しましょうか」と声かけしてくださったので、同行をお願いしました。方向音痴なので、迷わずに下山できる自信がなかった、というのもあります。

石清水社

社号の由来となった「石清水」が湧いています。創建より古い歴史をもつ聖地。


ボギーさんに勧められ飲んでみたら、すっきりして美味しかったです。

京都は水が美味しいですよね、と話しかけたら「京都の水はまずいですよ。琵琶湖から引いていますから」とのことでした。いや、東京の水に比べたら、本当に美味しいと思いますけどね。多分、ボギーさん的には「石清水>>>>京都」で、ここは京都ではないのでしょう。

エジソン石清水八幡宮

「そういえば、境内に『エヂソンの碑』がありましたが、どういう関係があるんですか」と聞いたところ、待ってましたと言わんばかりに説明してくれました。

エジソンが「白熱電球フィラメントに適したのはである」ことを発見。その後1000種類ほどの竹を集めて実験したのですが、一番長持ちしたのがここ、石清水の竹だったそうです。ゆかりの場所だったのですね。知らなかったー。

頓宮

年に一度、重儀が開催される場所。コロナ禍になってから、まったく使用されていないそうです。強雨だったので、門の下で雨宿りしながら撮影しました。

高良神社

徒然草』五十二段で有名な、高良神社。

(第五十二段)

仁和寺の僧侶は高齢になるまで、石清水八幡宮を拝んだことがなかった。ある日、思い立って、一人で歩いて参拝することにした。極楽寺と高良神社だけ拝んで「念願は叶った」と帰路についた。
 帰ってから、友達に「八幡宮は素晴らしいところだった。しかし、お参りした方々が、みんな山に登って行ったが、今回は参拝が目的だったので、山頂は見てこなかった」と語った。
些細なことでも、案内がほしいという教訓である。

僧侶は、一番大事な八幡宮を拝まずに帰ったんですね…。

今回はボギーさんのおかげで、自分だったら見落とす名所をたくさん案内していただけたので、五十二段について深く腹落ちしました。

ただボギーさんは「良いものを見せたい!」という思いが強すぎて。

この高良神社、強雨で水たまりができていたので、私が「遥拝でもいいですよ」と言ったのですが「いや、なんとか近くまで行きましょう!」と裏手の傾斜面を登り下りする羽目に…。

この時「ゴールデンカムイの公式図録」を抱えていたので、濡らさないように、滑って汚さないようにと必死でした。

龍雲を見る

この後、龍雲を発見。

撮影前は、もう少し右目部分が大きく見開かれていたのですが、あっという間に閉じてしまいました。

ボギーさんから教えていただいた撮影スポット。さすが晴女の面目躍如、青空が見えます。秋はもっと山々が色づき、美しくなるそうです。

一の鳥居

二本目の横石が綺麗なのは、阪神淡路大震災で崩れてしまったため、新調したからだそうです。

八幡宮の「八」が向かい合う鳩の姿になっています。

 

官幣大社」の文字が上から塗りこめられています。かなりの格式があったことを示していますね。

最後に

ボギーさんのおかげで、いろいろな場所を丁寧に見ることができました。徒然草ではないけれど、やはり案内していただけるとより深く楽しめます。ボギーさんも生き生きと語っていて、本当に「おらが町」が大好きなんだな、と微笑ましくなりました。

退職した後も毎日ウォーキングして、自分の故郷を愛し、楽しみながら土地や歴史や文化を勉強し続ける…素敵ですね。

でもまだまだ語りたいことはたくさんあったらしく「〇〇というところもありますよ。ここから6分程度なんですけどね」「この先に〇〇もありますが、興味ありますか」と案内する気満々で水を向けられましたが、そこは私も「強雨ですからやめておきましょう」「電車の時間があるので、今回はいいです」とにこやかにお断りしました。

でもボギーさんは決して強制しないし、「今日は休みですか?お仕事は何を?」など余計な詮索もしないし、非常に良い方でした。

一期一会を楽しめるのが、旅の良さです。

 

思いつきでふらっと出向いた石清水八幡宮

神様がいろいろ準備して引き寄せてくださったのかも、と振り返っています。

とても楽しい、印象に残る旅となりました。

 

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