面白がって ご機嫌に生きる

30万アクセスまで、ぼちぼちと雑感を綴っていきます。その後は、開店休業の予定です。

カレー沢薫のワクワク人生相談

最近、感情老化が進んでいるため、本を読んで吹きだすこともないのですが…。

『カレー沢薫のワクワク人生相談』は面白かった!久しぶりのヒットです。

昨夜も「ぶふっ」と何度も吹き出してしまい、自宅で読んでいて良かったと安堵しました(公共の場では読むのは危険です)。

人生相談は、相談内容よりも回答者によって面白さや妙味が変わってくるものです(花沢勇作のように品行方正、成績優秀、眉目秀麗な人が回答者になると、多分まったく深みもない教科書回答になると思うのです)。

カレー沢薫さんのすごいところは、最初「まったく脈絡のないほうに話を投げた」ように見せかけておきながら、きちんと「相手に添った回答に着地させる」ところ。斎藤孝先生が「相談のプロは『相手に添いつつ相手の心を悩みからずらす』」と語っていた気がしますが、逆に「課題をずらしたように錯覚させて、最後に添う」というのは、かなり高度なスキルがないとできません。

一部抜粋。

Q SNSの幸せアピールに辟易しています。

A おキャット様でさえ、取った獲物を見せに来るのです。それより遥かに劣った生物である人間が、同じことをやらないわけがありません。

Q おペット様との悔いのない別れ方を教えてください。

A 人間如きが80年以上も無駄に生きるのに対し、おドッグ様やおキャット様の寿命は長くても20年程度という、世界最大のプログラミングミスを、未だに修正していないという神の職務怠慢が引き起こした悲劇であり、早くこいつを左遷して外注でいいから新しいSEを入れろ、というのが一番の解決策です。

人は何をやっても不幸になれる。

逆に言えば「人生に『勝ち確』はない」ということです。

正直、問題というのは、その問題から目を逸らしている時が一番怖いのです。

多様化社会というのは「どんなものでも恥ずかしがらずにオープンにしよう。そして周りは受け入れよう」というものではなく、「それでも俺は死ぬまで隠す」という本人の意思が尊重されることだと思います。

生きる意欲がなければ「きちんと死のう」と思わないので、老後も悲惨なことになりがちです。

抜き書きだと面白さがわかりませんが、比喩表現の突飛さと文章の面白さ、相手を絶対に貶めない優しさ、そして筋の通った回答が非常に心地よい。読んでいる最中、目から鱗がボロボロ落ちました。

 

「衣食住にかかる金以外は全部無駄遣い。でも『どうせ死ぬのになぜ生きるの』と考えればそれも無駄。つまりすべて無駄なのだから、『無駄かそうでないか』を考えることが無駄」とばっさり切った後、素敵なフォローが入ります(各回のまとめ方も秀逸ですが、それはぜひ本書をお読みください)。

 

図書館で、カレー沢薫さんの書籍を借りられるだけかき集めたので、今こんな感じ。

 

 

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今週のお題「最近おもしろかった本」