都営大江戸線の「東新宿駅」A4出口からすぐの場所に、西向天神社があります。
太宰府天満宮(西)に向かって建立されたので、その名がついたそうです。
西向天神社
一の鳥居が伊勢鳥居、二の鳥居が明神系鳥居。
ご祭神は、菅原道真公です。
若いカップルがお参りに来ていました。ふたりともジャージにスウェット、素足にクロックスという、部屋着スタイル。近隣住民がふらりと散歩にきたといった風情で、それが「神様が日常にある」といった雰囲気を醸し出して素敵なのでした。境内でも大声でしゃべることなく、鳥居で静かに一礼して去っていく姿がまた美しくて、つい見とれてしまいます。
賽銭は高額でなければならぬとか、正装をして正式参拝するほうが神様に喜んでもらえる――等と主張する本も多々ありますが、私は頭から否定派です。むしろ、こんなふうに普段から神社に親しんでいる人たちのほうが、神様に可愛がってもらえるように感じますね。
高額賽銭や祈祷料を喜ぶのは、神様でなくそれに携わる人たちです。
今回、妙に気になったのがこのケヤキ。
繭玉のようなふくらみから、何かが生まれそうなんですが…。妊婦さんが祈るとお産が軽くなるとか、そういういわれがあるのかな?とネットで調べましたが、そういう話は見つかりませんでした。
つらたんさんが「不思議なものが撮れた」と記事にしているのがこのケヤキですが、こぶについて言及はしていない様子…。
そして何故か、境内に藤圭子の「新宿の女」歌碑がありました。カオス。
抜弁天(厳嶋神社)
西向天神社から徒歩数分のところにある、抜弁天にもお参りしました。
角地にあり、南北の道を通り抜けることができます。こちらの弁天さんは、新宿七福神のひとつ。抜けられる弁天様、つまり苦難を切り抜けられるご利益があるそうです。
本殿。サラリーマンや、小さな子を連れたお母さん。いろいろな人が拝礼していきます。地域住民に愛されている、素敵な場所です。
この神社は、とにかく弁天池の水が澄んでいて綺麗!
👆こちらの記事でも紹介しましたが、今まで訪れた神社仏閣のうち、水が綺麗!と感嘆したのが「秩父今宮神社と抜弁天」の二社です。
今回、妙に気になる一匹がいました。
中央の橙色の腹まわりが気になります。
明らかに腹が大きい。
妊婦さんかな。
今日は「ぽっこり」に縁がある日だったのでしょうか。
何かが生まれる吉兆なのか、「お前も腹回りに気をつけろ」という神様からのお諭しなのか…。
ぽっこりお腹を撫でつつ、この記事を書き終えました。