先日、「テレビ購入に際してのリサイクル」記事を書いた。
1年3か月以上も経ってからの電話に不審を感じ放置していたところ、11/4に当該会社から書面が郵送された。
要するに、製造業者等の設定料金と異なる金額を過剰徴収していたため、返金したいという話である。776円戻ってくるらしい。原因はわからないが今更追求する気はないし、闇に葬らないでくれただけ良心的だと思って受領しよう、と決めた。
返金を希望しない場合は寄付する…と書かれているが、不要なお金はないので、その日のうちに書類を書き、ポストに投函した。
古本を売った際に利益を寄付することはあるが、それとは話が異なる。流れてくるお金は門前払いしてはいけない。金額の多寡にかかわらず、「去るもの追わず、来るもの拒まず」で気持ちよく迎えたほうがよいと思うからだ。寄付は自分の意志で決める。
おそらく監査で指摘され、慌てて返金処置を取っているのだろう。事後処理として会計上の不明金が残るとまずいので、寄付を持ち出しているに過ぎない、と推察した。
それにしても「超過額 730円」に法定利息46円(年率5%)もつくのか…。こんなに高い利息が付くとは知らなかった。
あまりに高利だったものだから、振込依頼書を投函した後にやや不安に駆られた。
もしや、あれは新手の詐欺ではないか?通帳番号を収集するために偽造した書類だったのではないか?
いやしかし、郵送料や返信用切手、紙代などを考慮すると割に合わないし、私が1年3か月前にリサイクルを依頼したのは事実なのだから、それは違うだろう…。とひとしきり逡巡し、記載の会社をネット検索したところ、特におかしな点はなかったのでひとまず安堵した。
まったく。
詐欺グループが跋扈しているため、ありふれた日常がスリルとサスペンスに満ち満ちてしまうではないか。
【追記】コメントをいただき、ありがとうございます。遅延損害金の利率は確かに3%なので書面と合致していませんが、厄介事に巻き込まれたくないので放置することにしました(そのほうが、損失が少なそうだから)。面倒くさがりのズボラです。