面白がって ご機嫌に生きる

30万アクセスまで、ぼちぼちと雑感を綴っていきます。その後は、開店休業の予定です。

リタイア後は組織に頼らない生き方を。軽い仕事などない。

FP深野康彦さんの「マネープランクリニック」を時々拝読している。

「仕事がきつく心身を壊した。早期退職を考えているが資金計画に不安がある」という相談がしばしば寄せられる。深野さんは概ね「すぐに辞めなさい。まずは休養を取ること。少し落ち着いたら、パートでもバイトでもいいから働けばいいのです」というアドバイスをする。間違っても「もっと頑張れ」とはいわない。

仕事よりも健康が大事。まず身を守ることを優先すべき。私も同意だ。深野さんのアドバイスは本当に思いやりに満ちている。ただ「パートでもバイトでもいいから」というのは、少し違う。非正規の仕事を数年体験して思ったのは「軽い仕事などない」ということだ。

どうも世の中にはおかしな誤解がある。吉本ばなな氏が「資金計画万全でリタイアした知人が、結局破綻した。私ならコンビニバイトでも何でもいいから働いたと思う」と書いていたが、コンビニバイトはそんなに甘い仕事ではない、と思う。少なくとも、吉本氏が思うよりも覚えることや対応することがたくさんあるし、重労働だろう。あらゆる層が来るから、不快な目に遭う確率も高いだろうし。余談だが、吉本氏は文章の端々に他者を見下す雰囲気があるので、私は苦手である。

組織が合わずにリタイアする場合は、組織に頼らずに生活できる術を視野に入れて動いたほうが良いと思う。セミリタイアブロガーさんたちの記事を見ると、時折「短期間のバイト」につく方々はいるものの、正社員をやめて(派遣やパート、バイト等の)継続雇用に進む人はあまりいない。

自分の体験を振り返ると、仕事自体は楽だったし、社員の方々も良い人ばかりだった。恵まれているほうだと思うが、派遣社員同士の軋轢がひどかったし、仕事の取り組み姿勢や考え方も、正規の時とまったく違うので非常に困惑した。特に組んでいた人の劣等意識が強く「社員の〇〇さんは親切。私たちのような者にまで気遣ってくれる」と変に卑下した言い回しをするのに閉口した。「私たち」ってなんだ。自己卑下は勝手だが、他人まで巻き込まないでほしい。

まあつまり、正社員を辞めて責任が軽い仕事に就けば、心身が楽になる――というのは幻想だから、そこは慎重に考えたほうが良いと思う。組織に疲れて辞める場合は「組織に依存しない生き方」にシフトしたほうが良い。

 

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