面白がって ご機嫌に生きる

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紅葉の季節、成田山新勝寺へ。心温まる光景に出逢う(2)

11/22の成田山新勝寺参拝について。

larisa.hateblo.jp 

成田山公園を散策

光明堂

縁結びの愛染明王が祀られているとあって、若者に大人気。私の前に並んでいた男子高校生4人。横一列になってひとりがぶつぶつ何か唱えると、隣の子が(漫才のツッコミのように)彼の側頭部をぺちんと叩き、皆で笑いをこらえながらドツキあっている。何だか微笑ましいな…と眺めていた。最後に、参拝を待つ人たちに悪いと思ったのが「俺たち、迷惑かけてるぞー」と窘めていた子がいたのも、気遣いがあって素敵だった。

 

私が参拝した後、「先生!彼女、彼女!」という女子高校生の声が聞こえた。美人のお姉さんでも通りかかったのかと振り向いてみたら、男性の先生が賽銭箱の前で小銭入れを出していたので、瞬時に認識をあらためた。「先生、ここ縁結びスポットだよ!彼女ができるようにお願いしちゃいなよ!」という意味だ(若い子は単語で話すので、音声だけで意図を組むのは難しい)。

その男性の先生が小銭入れを逆さにし、中身をすべて賽銭箱に落としたので、女子生徒たちが歓声をあげた。生徒の前で本気度を演出する、おちゃめで素敵な先生。生徒たちとも良好な関係なんだろうな。心なごむ光景。

 

この後、初めて光明堂の中に入ってお参りした。左に不動明王、中央に大日如来、右に愛染明王が祀られている。ひとつずつお参りし、最後の愛染明王のところで「さっきの先生と生徒さんたちに素敵な出会いがありますように」と祈らせていただいた。

みんなが幸せだといいね。

醫王殿(いおうでん)、平和の大塔

左の醫王殿(いおうでん)は、薬師瑠璃光如来日光菩薩月光菩薩十二神将が奉安されている。健康長寿と病気平癒のご利益があるというので、あれこれ長々祈った。

右が平和の大塔。2階の明王殿の不動明王像や曼荼羅が絢爛として迫力があり、ただただ美しかった。車椅子で参拝していた高齢女性が、付き添いの女性に「すばらしいねえ。こんな見事なものを見られるなんてね…」と嬉しそうに話していたのも印象的だった。人を元気にするものは、本当にすばらしい。

天満宮

認知症になりませんように…と祈る。学問の神様なので、頭がこれ以上悪くならないように、と。

聖天宮

比較的新しい、聖天宮。たしか数年前にはなかったように思う。

階段を上った左右に、二股の大根のレリーフが置かれている。浅草の待乳山聖天を髣髴した。高幡不動尊の聖天堂も比較的新しい(まだ20年は経過していないと思う)し、最近の不動尊では聖天を泰安する流れなのだろうか。

さっきの男性教師の方は、聖天(しょうでん)にもお参りしただろうか。聖天(歓喜天)は秘仏だが、立位の抱擁像――すなわち愛の神様であり、男女の縁を取り持つ強烈な力がある。しかし、公式サイトにも境内案内図にも掲載されていないので、多分見落とされているだろう…。

出世開運稲荷

女性参拝者が多い。

出世を希望する人は、自分の名刺を絵馬に貼り、奉納する習わしのようだ。

縁切榎の「絵馬に個人情報保護シールを貼る」習慣に慣れている身からすると、ここまで晒してもいいのだろうか、と心配になるが…でも本人が気にしないならいいのだろう。

出世開運稲荷から見る、境内。

稲荷の階段を下りていく際に、右側から「ブーン」という音がした。振り返ると、赤と黒の巨大な蜂が近くに寄ってきている。小指くらいの大きさに見えた。私は蜂の習性を知っているので、静かに歩を進めたが、後ろを歩いていた女性(60代くらい)が「ひっ!」と声にならない叫び声をあげ、懸命に手で追っ払っていた。

後で「びっくりしましたねー、こちらが何かしなければ大丈夫ですよ」と声をかけたのだが、女性は相当脅えており、恐怖でしばし会話ができない状態だった。

群れなら話は別だが、一匹だけふわふわ飛来している場合は、あまり刺激しないほうが良い。何かで煽ったり、払ったりすると「危害を加えられる」と感じて攻撃してくるから、速やかに距離を取るのが一番安全なのだ。

さて、後で遭遇生物を調べたところチャイロスズメバチらしかった。だが、女王バチでも3センチ程度だという。私が見たものは小指大。6センチはあった。あんなに大きい蜂を見たのは、生まれて初めてだ。

もしかすると祖母かご先祖様が虫の姿を借りて、遊びに来たのだろうか…。

可愛い子供たち

三重塔まで戻ってきたら、七五三の撮影が目に入る。参拝者の皆様が「可愛いわねえ」と目を細める愛らしさ。そのうち、外国人の家族が「一緒に撮影させてください」と頼んだらしく、和服の子どもたちと、金髪碧眼の子どもたちが並んでポーズを取り、それぞれの親族が楽し気にそれを撮影し始めた。あたたかく、なごやかで、美しい光景。

小さきものはみなうつくし。清少納言のことばを思い出す。この日は、心がなごむことばかりに遭う。さすがお不動様のお庭だ(成田山全体は、お不動様の庭と称される)。

魔除御守と龍雲

最後に喜捨の意も込め、魔除御守を入手(1000円)。不動明王の利剣に龍王が巻き付く姿を倶利伽羅不動という。龍神が好きなので、こちらに決めた。

そして、京成成田駅で空を眺めると…

龍雲のようなものが見えた。

けっこう長いし、垂直にのびている。

成田空港も近いし、単に飛行機雲だったのかもしれないが、長い間、倶利伽羅不動のような雲が見られたので、かなり嬉しかった。

ちなみに私は方向感覚がポンコツなので、雲のある方向に成田空港があるかわからない。

まとめ

たまたま祖母の命日に参拝し、祖母に似た地蔵に逢うわ、巨大蜂に遭遇するわ、龍雲を見られるわ…と結構不思議で面白い目に遭った。いや、不動参りをして「まったく不思議な目に遭わない」ほうが不思議なのだ。成田にせよ高幡にせよ、不動参り後の一両日中に面白い体験をするのが常態なのだから。

それに、成田山で出会う人はみな気持ちのいい人ばかりだった。多分、場の力が良いのだろう。

これからも積極的に、心地よい人、モノ、場所を選んでいこう。

 

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