面白がって ご機嫌に生きる

30万アクセスまで、ぼちぼちと雑感を綴っていきます。その後は、開店休業の予定です。

「今どき道を聞く奴は、ナンパに決まっている」という誤解

数年前に、ある女性が書いたブログを読んだ。近所を歩いていたら、男性に道を尋ねられたそうだ。「すぐにナンパだとわかった。行き先なんてスマホで検索できるのに、その人はスマホを握っていなかった。今どき道を聞くなんてあり得ない」と憤る内容だった、と記憶している(そのブログは閉鎖されているので、細かい表現は確認できないが)。

華やかな雰囲気の50代の女性だった。実際ナンパ目的で寄ってこられたのかもしれない。が、論点はそこではない。「道を尋ねる」なんてあり得ない、自分で探せ。軽々しく人に訊くな、無闇に他者の時間を奪うな…という風潮は、方向音痴にはきつい。探しても、解にたどり着けないことも多いのだ。

それに、やたら会話を忌避する風潮が強まり過ぎるのは、良い傾向とは思えない。

ホリ〇モンが公共交通機関利用時、前の席に座っている客に「椅子を倒していいですか」と聞かれ「俺の時間を奪う奴にイライラした。話しかけるな」と憤っていたが、この先、こういう思想が主流になるのだろうか。ちょっと暗澹としてくる。

先日、豪徳寺に初参拝したときのこと。豪徳寺駅から徒歩13分程度と聞いていたが、後5分程度のところで迷ってしまった。スマホに案内させても、同じ場所をくるくるとまわってしまう。

ナンパや不審者だと思われないように…とスマホを握りしめる。頑張って探したんですが、無理でした!という風を装った。いや違う。私は偽装迷子ではなく真性迷子なのだ。余計な気遣いをしなくてはならず、本当に方向音痴には生きにくい。

閑静な住宅街。家の前で落ち葉掃きをしている、60代くらいの女性を発見した。地元の人だし、女性だし、確実に情報をいただけそうな気がした。

豪徳寺の行き方を尋ねると「そこを曲がってすぐですよ」とにこやかに教えてくださった。「ありがとうございます、助かりました」と頭を下げる私に「お気をつけて」と微笑みかけてくださった。なんて素敵な女性だろう!再度お礼を述べる。

目的地に向かう足取りは軽い。心は明るい。

お気をつけて。しみじみと良い言葉だ。次回から私も道を聞かれたら、最後にこう付け加えよう。ただ、聞かれても「ごめんなさい、私も道を知らなくて」と返すことが多く、心苦しいのだけれど――その後に「お気をつけて」を添えてみようか。

larisa.hateblo.jp

👆水木先生のご家族に、別れ際「お気をつけて」を使ってみた。今まであまり口にしていなかったが、良い言葉は習慣化していこう、と決めた。

余談だが「お疲れさまでした」はあまり好きではない。反射的な挨拶言葉だが、元気な時に乱発されると却って疲労を感じてしまう(社内ならともかく、社外の人に使うのは失礼な言葉とされるくらいだ)。

 

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今日から師走。もう紅葉も終焉近いが、写真で過ぎ行く秋を愛しもう。

高幡不動尊(11/28撮影)

常行院大正寺(11/30撮影)

調布市の布多天神社の近くにある大正寺。紅葉がとても綺麗だったので思わず撮影。

中に入れなかったので、入り口で撮影。カメラを持っていると、四季折々の風景等に目が行くようになるので、美的感覚が多少鋭敏になるかも(※スマホ撮影)。

 

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